第12話

「ねぇ…、こういうの慣れてたりする?」


「慣れてない」


「本当に?」


「マジで。知らない女とヤッたことなんかねーし」


「その割には何か…」


「余裕ぶってるだけだって」




だからもう黙って、とキスをされて口を閉じる。



そこまで言われたら大人しくするしかなく。


素直に腕を首に回して応えたら、スルッと下着を脱がされて急くように指を這わされた。



乱暴では無いけど、丁寧とは無縁な手付き。


抑えてるって感じだ。


何処と無く荒っぽい。



何かもう我慢の限界って感じで欲しがられている気がして、やけに気分が盛り上がる。


いつも以上に感じて止まらない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る