第55話
3人で“打倒貴ちゃん!”なんて、ふざけた名前の作戦会議まで始めちゃって……。
いったい、どこまで本気なのか、ゲラゲラ笑いつつも、かなり念入りに話し込んでいる。
当の本人は完全に置いてけぼりだ。
別に構わないけどさ。
「もー。兄貴たち。その辺にしておいてよ」
「うるせぇ。バカは黙ってろ」
「黙らない。村田が困ってるでしょ」
盛り上がる兄貴たちを咎めつつ、タコパの準備をするべくキッチンに向かう。
そしたら村田が隣に来て「手伝う」とタコを手に取った。
もちろん、村田に手伝って貰った方が絶対に上手くいくし、出来上がりも早い。
だから、そこはもう遠慮せず素直に甘えることにした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます