第55話

LIBERTY……リバティー。



「マジっすか……」



当て字だらけの漢字と腕に書かれた“五代目”の刺繍に視線を走らせ、思わず口を手で覆う。



真面目、品行方正、成績優秀と周囲にスペシャル真面目っ子評価を付けられている私には、縁もゆかりも無いモノ。



しかし、派手やかな特攻服と呼ばれる“ソレ”は私の妄想を一掃するには充分なモノで。



あ、暴走族さんですね。


わかります。と瞬時に理解した。

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