第45話

時々、機材に躓きそうになりながらも、1番奥の窓の下に着き、汚れるとかそんなの一切無視して沢山積み重ねられた木材の裏へ座り込んだ。



中はだだっ広く、端の方に薄汚れた機材が置いてあるくらいで、ほとんど開けた空間になってる。




隠れるには最適。


さすがにお母さんも娘がこんなところに隠れてるとは思わないはずだもの。



虫が出たら嫌だけど、幽霊なら別に出たっていい。


そんなもの存在するなら、お兄ちゃんに会いたい。


会って“こんな場所で1人で何やってんだ”って怒って欲しい。

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