第46話
「はぁー」
静かな空間に自分のため息が響く。
ダメだ…。
こうやって静かな場所に居ると考えたくなくても考え込んでしまう。
悪い夢を見てるだけだったら、とか。
時間を戻せたら、とか。
いくら考えたって、どうにもならないことを。
癪だが、あのメッセージカードに書いてあった通り前に進むしかない。
そう…。
進む為にも、絶対にお兄ちゃんの死の真相を突き止めるんだ。
暴れて、ドン引きされて、気味悪がられて、同じ学校だった友達は全て失って。
それでも月見里に入学を決めたんだから。
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