第43話

諦めてノンちゃんの家から離れ、何処かいい隠れ場所はないかとキョロキョロしながら駅方面に向けて真っ直ぐ歩き出す。



流石に人通りがある場所は厳しいよね?


着物だし、目立つ。


かと言って、このままウロウロし続けるのも…。




「……ん?」




あれこれ悩みつつも、少し先にある廃工場の前を黙々と歩いてたら小さな音を立てて足下に小石が転がってきた。



明らかに誰かが投げたような転がり方。


こんな時間に…誰?


疑問を感じ、古びた廃工場に目を向ける。

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