第42話
マジか…。
先に連絡しとけば良かった。
直ぐに帰って来るかな?
とにかく電話を掛けてみようと鞄からスマホを取り出す。
画面をタップし、液晶が明るくなった瞬間、“充電して下さい”の文字が浮かび上がる。
イジメか!と思った。
サクラの家に行くのは無理だしな……。
代々、警察一家だもん。
こんな時間に家に行ったら間違いなく連絡される。
仕方ない…。
ここでじっとしてたら見つかりそうだし、何処かに隠れよう。
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