第16話
エントランスホールを抜け、赤く重圧感のある会場の押し扉を開く。
ホワイトとゴールドを基調としてデザインされたパーティー会場は、老若男女問わず沢山の人で溢れてて、着物、ドレス、スーツと服装も様々。
主催者である豊子先生の息子の意向で、あくまでもカジュアルに…と立食パーティー形式だ。
カジュアルと言っても一流のシェフが腕を振るうビュッフェは、高級な食材をふんだんに使っていて豪華。
種類も豊富だし、見た目もそうだが味も文句なしだと思う。
ロブスターが美味しそう。
「お1つ下さいな」
「畏まりました」
ボケっと突っ立っている私の前を、正装したウェイターがシャンパンやワインの入ったグラスを持ち、忙しく歩いていく。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます