第75話

カローに行った次の日だってそう。


内心ドキドキしながら学校に行ったが、2人は普段通り何も変わらなかった。



逃げる為とはいえ、ノンちゃんを置いて先に帰ってしまった事を気にしてたが、問題は無く。


ノンちゃんは私と会ってもケロっとした顔をしてた。



彼女曰く、お店から高架下に戻ったら、待ってた望都に『もう遅いから先に帰らせた』と説明されたらしい。




何を思って誤魔化したのかは知らないけど、まだノンちゃんに私達の関係をバラすつもりは無いんだろう。



現場を目撃してしまったサクラも約束通り何も言わずに隠してくれてる。


いつもみたいにルンルンとテンション高く私の腕に絡みついて。




そんな2人にカローで入手した情報を話し、次なる作戦を考えてる今日この頃。



肝心のクールってキャバクラがまだ見つからない。


求人情報誌を見漁ったけど、載ってなかった。


現状、手詰まりだ。

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