第64話
「ごきげんよう。伊那さん。今日は何処で夕食を取られるの?」
「あぁ、この間3人で一緒に行ったお店に行こうと思ってる」
「まぁ!そうなの?私もご一緒していい?」
「うん。いいよ」
今城さんと伊那君が仲良さげに喋りながら今日の予定を進めていく。
この間一緒に行ったお店とは会社の近くにある居酒屋の事だ。
今城さんが入社した日、帰社途中に『私も一緒に行きたい』と言われ、歓迎会がてら行ってきた。
行った居酒屋はカウンター席とテーブル席がある普通のお店。
本当に普通の店だったんだが、今城さんは居酒屋に来るのが初めてで新鮮だったらしい。
『まぁ。ここが噂の居酒屋…?』とキョロキョロ物珍しそうにお店を見渡してた。
可愛いらしいなぁ…。初めて来る場所ってワクワクするもんね。なんて思いながら見てた私。
『この広さ、この感覚、何だか家の鳥小屋を思い出しますわ』と言われてズッコケそうになる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます