第50話
積み木みたいに?
1個積んだら次々とお城でも作るみたいに不満が重なっていった感じ?
そして出来上がった負の暗黒城があの大きさ?
だとしたら、米粒みたいな小ささだってやっぱり最初の1つはバカに出来ないんだなと思う。
連日、悪意のドレスを着込んでイジメパーティーを開催している萌達を見ると。
贅沢に贅沢。そのうちパンが無ければ泥でも食ってろと言われそうだ。
しかし、今までやられてきた事を思い出すと何も言わずに終わらすっていうのもムカつくなー。
本音を言えば、ガツンと言ってやりたい気持ちもある。
積もった恨みや痛みを綺麗に消化する為にも。
心の断捨離じゃないけど 、負の感情を全て捨ててさっぱりスッキリしたい。
そうすれば足取り軽く前に進める気がする。
相手もスッキリするだろう。
だけど、会社内で大バトルはなー。剣を持って戦うどころか銃撃戦みたいになりそうだしなー。不穏な空気が漂ってると社長も気にするしなー。
どっちが正しい答えなのか迷う。
もう本当に悩んで悩んで考え込むように頭を抱えて俯くと、伊那君が顔をこちらに向けて、ちょっと気まずそうに笑った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます