第39話
今の私の唯一の癒し。
地獄の底に垣間見えた一筋の光。
伊那君が居るから辞めずに頑張れる。
「おはよう伊那君」
「うん。昨日はお疲れー。今日は何処に行く?」
「いや、」
「居酒屋にする?それとも蕎麦屋にする?中華もありかな。どれがいい?」
「あー、えーっと…。居酒屋?」
朝一番に晩御飯の話かい、と思いつつ伊那君の質問に答える。
ここ数日、毎日こんな感じ。
外食ばっかりで大丈夫かと心配になるけど、毎度繰り広げられる会話の楽しさに負けちゃうんだよね。
それに味の好みや店の好みが似すぎて、ついつい。
晩御飯を楽しみに1日乗り切ろう、って感じだ。
フラグ立てのおっちゃんも今のところ大人しいし。
まぁ、立ったところでここまで嫌われてたら今更だけど。
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