第33話
ちなみにそれらが真逆に動いた場合、悪い方向に動けば“そんな人だとは思わなかった”と落胆した発言に繋がり、良い方向に動くと“ギャップ”に繋がる。
最初に己が感じたものはただの勘違いだったと思い込み、“実際はこんな人”ってな感じで人物像を変えてしまうのだ。
確かにその人の一部分かも知れないのに。
つまり他人像なんてもんは、自分が作り出したキャラクター像を実際の人物に当て嵌めているだけの勝手なものに過ぎないのである。
しかし、それが人間関係に強烈に左右するからバカには出来ない。
実際に左右されている人間、それが私。
安久谷桑子だ。
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