第14話
天の助けとは正にこの事。
さすが、【社内好感度ランキング1位】【営業成績ランキング1位】【顧客満足度ランキング1位】の爽やか三冠王だ。
トラブル解消のスキルまで高い。
社長が「伊那だけは手放したくない。他社には絶対引き抜せんぞ。何処にもやらん。なんなら婿に来てくれ!頼む。息子しかいないけど…」と大真面目な顔で言ってた気持ちがよく分かる。
私も婿に欲しい。
いや、無理か。
だったらこの際、息子でもいい。
伊那君の方が1歳年下だけど。
「良かった…。帰れる。嫁にキレられなくて済む」
データがあると分かって、部長も心の底から安心したらしい。
画面を見ながら「はぁー」と長すぎるくらい長い安堵の息を吐いてる。
まぁ、部長の場合は別の安堵も入ってそうだが。
それにしても本当にデータがあって良かった。
残してくれてた伊那君に感謝だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます