第33話

考えただろう直の一言は余りに余計だった。




「西田は、ちゅっしたかったかしら、」


羞恥プレイwithオネェ!!!



新しいコラボを見せ付けた直は小首を傾げて西田を見ている。


か、可哀想過ぎるって!



"したかったのに、しないって言われちゃった可哀想な西田"って空気じゃん!



俯いて肩をワナワナ震わせていた西田は、教室から走り去っていった。




「あらやだわ、西田意外に、足早い、しーちしーち、」





…もうヤダこの子。

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