第18話

「五七五の後が浮かばなかったかー。

そうゆう時は、五七五迄で良いんだよ、直ちゃん。


俳句や川柳がそれだから。


しーちしちって言えば誤魔化せると思う直ちゃんナイスでーす!」



「いとうれしのとこも、誉めろ、」


命令口調になった神林くんに驚きもせず、


「ビバ古典的使い回し!」

満足気に頷く神林くんははにかんでいて、つい見とれてしまった。



「ばっばい、れーなたゃん、」


え?何しに来たの?



楽しそうに二人は去っていった。

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