第10話
この俊敏かつ華麗なプレイヤーは
欠伸でお分かりの通り、直だ。
どよめき響く体育館の主役は
「おなか苦しい、」
先程のカレーは食べ過ぎだった模様。
笑いをも誘って、直は仲間に頭をグシャグシャと撫でられていた。
みんなは面白がってるけどさ、その瞬間の真剣な瞳が余りに別人みたいで
怖いとさえ思った。
「欲深く、カレーとお菓子、食べ過ぎた、苦しく眠い、5時間目…やだ、」
「……は?」
「ごーしちご、しちしーち、」
「ちょ、颯太ぁっ!直がなんか可愛い事言ってんだけど!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます