第17話
「なに?どうしたの?気になるじゃない」
おばさんは不思議そうに首を傾げて、俺が座っているソファの向かい側に座った。
「本当に何も……」
おばさんに言えるわけない。
祐希の気持ちを無視した、無責任でこんな勝手なこと。
俺の独り善がりな我が儘だ。
一緒には行けない。
行けるわけがないんだ。
いくら祐希と離れたくなくても……どうしようもない。
「涼君……何かあったの?」
それを改めて思い知って、ますます気持ちが溢れて。
「おばさん……俺……っ」
「あれ?涼?どうしたの?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます