第4話
これが初めてじゃない。
今までも何度かしちゃったから。
祐希がもし、このことに気付いたら俺のこと軽蔑するかな?
俺だって、寝ている祐希に…って罪悪感もあるけど……。
「……りょ…う…」
寝言で俺の名前を呼んだりされると簡単に決心が揺らぐ。
年を重ねるごとに好きな気持ちが膨らんで、全然止まることなく膨らみ続けてる。
「狡いなぁ…祐希は……」
俺はずっと祐希だけを見てきたけど……。
祐希は健が好きで。
健だって祐希のことが好きで。
それなのに全然俺の心を離してくれない。
もう夢中だよ。
祐希以外と恋愛なんて考えられない。
今も昔もこの先も……。
「好きだよ。祐希」
俺のお姫様は祐希だけだよ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます