第2話
朝、学校に行く身支度を終えて俺はいつものように祐希の家に行った。
玄関で出迎えてくれたおばさんに軽く挨拶を交わして、直ぐに祐希の部屋に向かう。
子供の頃よりも狭く感じる階段を一段ずつ踏み締めて上っていく。
祐希はまだ寝てるかな?
いつもなら寝てる時間だけど…。
「祐希……?」
部屋のドアにノックをして声を掛けてみたけど返事はない。
やっぱり寝てる?
そう思った俺は祐希を起こさないように静かに部屋のドアを開けた。
「あ、やっぱり……」
案の定、祐希は布団にくるまって気持ち良さそうにまだ寝てた。
子供の頃の面影がある祐希の寝顔に思わず笑みが零れる。
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