第62話
嫉妬………?
それとも、まさか興味がないってことではないわよね?
少しだけ不安になってくる。
「こんなガキ………相手にしないよな?中山。」
樋山君が苛立った低い声を出して中山を睨んでる。
って何故か篠田君じゃなくて樋山君が不機嫌になってるし。
中山は顔をひきつらせて苦笑いを浮かべてる。
まぁ、確かに魔王に睨まれれば怖いわよね。
「俺………トイレ行ってくるわ。」
樋山君はそう言ってソファから立ちあがってトイレに歩いて行ってしまった。
いやね。
篠田君を煽っているのに樋山君が煽らてるみたい………
まさか………。
「中山………それくらいにしときなよ。」
それまで黙っていた篠田君がため息をついて中山を止め始めた。
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