第47話
「えぇ。全く。ただのナンパだと思った。」
「あ、やっぱり?声掛けられまくってんのバイトしながら見てたし。」
中山は肩を竦めてクスクス笑った。
「バイト?」
「そう、バイト。そこのコンビニ。」
中山が指をさす方を見ると確かに座っているベンチの斜め前にコンビニがある。
「ふーん。見てたなら助けなさいよね。」
「だから助けにきた。俺といれば声掛けられないでしょ?」
・・・・・・・確かに。
中山はケラケラ笑って私の頭をポンと叩いた。
「軽々しく触らないでよ。」
「あ、ごめん。なんか可愛いーなーって思ってさ。」
「は?」
「あぁー何でもねー。それより、こんなところで1人で本当は何してんだよ?」
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