第21話
「え?いいよ?」
祐希はキョトンとした顔で頷いてくれた。
樋山君は面白い玩具を見つけたような楽しそうな顔をしてる。
「いいぜ。そんなに裕也に会いたいなら連れてってやる。」
樋山君がそう言って部屋のドアを開けた。
ここを進めば、それが新しい始まりの第一歩になるような予感がする。
楽しそうに笑う樋山君が導いてくれる天使に見える。
魔王とあだ名がついているこの男が天使に見えるなんて本当にどうかしてる。
でも、私は信じたい。
この淡い期待が真実になることを。
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