第17話
あぁ。そっか。それなら違和感がないのも頷ける。
「バーカ。女の部屋でもここまでメルヘンチックな部屋なんて普通ねぇよ。」
樋山君は祐希のベットに寝転がりながら呆れたようにため息をついた。
「メルヘンチックで悪かったね!」
祐希が頬を含ませて怒ってる。
それを見てみんなで笑った。
そんな光景が堪らなく微笑ましい。
暖かくて心地よくて、春の陽気のようなこの空間に存在出来ている私は幸せだ。
ずっと続けばいい。
きっと飽きるほどいても、飽きることなんてないと思う。
心の中がホッとするこの空間だけは………。
それから机にノートを広げて4人で勉強をした。
秀才な篠田君のおかげで勉強は思っていたよりスラスラと進み、和やかな雰囲気を漂わせてる。
そんな中それは突然訪れた。
竜巻のように。
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