第16話
そのまま、祐希の家に通されてカーペットの上に腰を降ろす。
女の子らしくてヌイグルミだらけの部屋に少し苦笑いをした。
あまりにも想像していた通りすぎて。
「佐々木さん?どうかした?」
苦笑いを浮かべていた私を見た篠田君が不思議そうな顔で首を傾げた。
「あぁ、あまりにも想像していた通りのラブリーなお部屋で自分の想像力の的確さに拍手してたところよ。」
私はクスクスと笑って篠田君を見た。
「そうかな?女の子の部屋ってこんな感じじゃないの?」
篠田君は首を傾げたまま考え込んでいる。
こんなにメルヘン過ぎる部屋なんて滅多にお目にかかれないと思うけど……。
「篠田君って祐希の部屋以外の女の子の部屋に入ったことないとか言わないわよね?」
「無いよ。1回も。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます