第9話
告白することを決めたあたしは、真兄の肩をガシッと掴んで真兄を真っ直ぐ見つめた。
真兄はあたしの真剣な様子に気付いたのか、笑うのを止めてあたしを見つめ返してくる。
「あたし……」
「なんだよ?」
緊張するけど言うしかない。
言わなきゃ、また四の字固めをされちゃいそうだし。
「最近ね、眠れないの……」
「は?」
あたしの発言に意味が解らないと言いたげに、真兄は目を細めて眉間に皺を寄せた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます