第8話
君の名字は織田紗知から佐藤紗知に変わり
君が俺を呼ぶ時の名前も佐藤さんから雅治さんに変わった。
君との結婚生活は幸せで満たされていた。
会社を辞めた君は俺がどれだけ遅くなっても起きて待っていてくれて。
健気に俺に尽くしてくれた。
休日も「ドコかに行こうか?」と聞いても
「休日は休息するためにあるの」
と、仕事が忙しくてあまり寝れていない俺に気を使って無理矢理布団の中に押し込んでくれたりした。
本当は出掛けたりしたかったと思う。
いつも自分のことより、俺のことを優先してくれていて。
俺はそんな君に甘えてたんだ。
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