第5話
付き合っても俺は君に好きだとは言えなくて。
恥ずかしかった。
好きだの愛してるだの言葉に出して言うことが。
バカだったと思う。
そんなこと気にせずに言えば良かった。
君はどう思っていたんだろう。
不安になっていただろうか?
呆れていただろうか?
愛の言葉を囁かない俺のこと。
そんな俺と違って、君はいつも
「大好き」
と笑顔を向けてくれていたのに。
それがとても嬉しくて。
幸せに思えた。
でも、君にはやっぱり言えなくて。
ただ、一言
「俺も好きだ」
と言えば良かった。
後悔だけが募る。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます