第9話
そして、25歳の午前9時。
眩しいくらいの快晴の朝。
今日は昭太も有給休暇で仕事はお休みだ。
「昭太、起きなよ」
だから今日、あたしは別れを告げることにした。
「あ、うん」
寝起きの良い昭太はあっさりとベッドから起き上がって。
「おはよー。真梨」
いつもの如く、朝から眩しい笑顔をあたしに振り撒いてくる。
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