第63話
「うわぁぁぁぁっ!何やってんだ、お前」
思わず大絶叫。
やばい現場を目撃された、そんな気分。
マジで心底ビビる。
しかし、そこで景色がパッと天井に切り替わった。
頭の中が『?』になりながら、バカみてぇに煩い心臓を押さえて起き上がる。
当たり前だけど、部屋の中には俺だけ。
カンナもナオも居ない。
時計を見たら時間まで巻き戻ってる。
あぁ、そっか。
どうやらさっきのあれは全部夢だったらしい。
全部が全部、ただの夢。
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