第40話
「…んっ……」
肩から徐々に下に向かって這っていく舌にドキっと心臓が波打つ。
軽く肩を押して抵抗したものの、全然止まる素振りもなく、舌先が鎖骨をなぞってナオの綺麗な指が太ももをゆっくりと撫でていく。
ナオはさっきから黙り込んで何も言わない。
そのせいで静かな部屋にリビングの物音が微かに聞こえてきて、余計に緊張してしまう。
こっちの声や物音も聞こえそうなんだもん。
「……ふっ、ぁっ、……」
そんな緊張感を知ってか知らずか、下着の中に滑り込んできた指に容赦なく攻め立てられて、堪らず声が零れ落ちる。
我慢なんて出来るはずもなく、一方的に与えられる甘ったるい刺激から逃れようと体を押し返す。
けど、そんな抵抗はやっぱり何の意味もなさくて、ナオは私の体を抱き寄せると、耳元でふっと小さく笑った。
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