第7話次鋒戦

凄まじい初戦の熱気も冷めやらぬまま、次鋒戦が始まった。


魔の陣営 ウンリュウ

対する聖の陣営はシン。

タマやマロよりも幼く見える少年兵である。

この年齢で10人に選ばれるのは驚きと言っていいだろう。

ウンリュウはこれまでも一言も声を発していない。 

シンはタマとは違い派手に動きまわることはなく、腰を下ろし、シンは何もない空間を削るように、で削るように手を握った

ウンリュウの立っていた空間空間がはじけとんでいた。

「なぜ言葉をはしないの」

シンの問いに対しても言葉を発しなかった。それでも、ウンリュウも一言はもはっしていない。

「それとも喋れないのかな」

それに対して、ウンリュウは大きく笑い、一気に距離を詰めた。ウンリュウが目の前に来たとき、シンはまた空間を削り取った。

その一撃はウンリュウの右肩を弾けさせた。

ウンリュウは全く気にしないようすで、シンに連撃を加えた。

その攻撃はシンの意識を刈り取るには、充分であった。更に驚くことに、シンに傷つけられた、ウンリュウの右肩が何も無かったように傷一つ無いのであった。

結局、ウンリュウは

最後まで一言も発することもなく、試合を終わらせた。


こうして、次鋒戦は魔の陣営の勝利で幕を閉じた。  

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