第66話
「……え?」
「離すわけないじゃん」
「え、やだ。離してよ」
いつも通りの智明に戻ったし、てっきり素直に離してくれると思ったのに!
智明は笑みを浮かべたまま、私を解放してくれる素振りがない。
「離してもいいけど条件がある」
「なに……?条件って」
もの凄く嫌な予感がする。
「俺の彼女になってよ」
「拒否」
やっぱりそうだと思った。
この状況での条件ってそんな理由が鉄則だし。
「えぇー?じゃあ、このまま続きをするよ?」
「うっ……それは……」
「選んで?紗理奈。俺と付き合うか抱かれるか」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます