第46話
暫く汗を拭っていた和田君は、タオルを顔にギュっと押し付けて動かなくなってしまった。
な、なに?どうかしたの?
「わ、和田君?」
「このタオルさ……」
「え?タオル?」
「このタオルすげーいい匂いがする」
和田君はタオルから顔を離すと、ニカっと笑った。
え、笑顔が眩しすぎる!
叫びたいような変な気分に陥る。
「え!?えぇーっと」
「洗剤か柔軟剤?俺、この匂い好きだ」
和田君はキラキラとした満面の笑みを浮かべてタオルをギュっと抱き締めた。
タオルを抱き締めてる?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます