*私、決めた!*

第50話




お花柄のピンクのポーチ。



お気に入りのショップの白いレースのスカート。



ラインストーンとリボンが付いた黒いレースの下着。




全部サナちゃんとショッピングをした時に買った物。




家に帰ってきた私は部屋に入った瞬間、さっそく全部をショップ袋から取り出した。




やっぱり何回見ても可愛いっ。





「ふふ。いいお買い物した~」



「ってかさ、そんなの俺が帰った後に見ろよ」




テレビの前に腰を下ろしたケイは私をチラッと横目で見て、嫌そうに顔を顰めてくる。




「どうして?」



「いや、服とかはいいけど下着を見せられるとさ…」



「あ、ゴメン。ケイも男の子だから恥ずかしいよね」



「それは全然。所詮カンナの下着だし。ただ改めて貧乳なんだなって心が痛むんだよ」

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