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「瑠衣と世那、ずっと付き合ってた。あんたが世那を裏切ってから、瑠衣がずっと世那を支えてたの」
「俺が、世那を裏切った……?」
「あとね、世那、もうこの世にはいないから。2ヶ月前に膵臓癌で亡くなったの」
「いや、ちょっと待って。だって俺、半年前に世那と……」
世那と、一緒に暮らしてた。
癌?なんだよそれ。そんなの知らねーよ。
「世那から、聞かなかったんでしょ?せっかくチャンスをくれたのに、ほんとバカだね」
そう話す希美は、目に涙を溜めていた。
「まっ、待って。全然話がわからない」
次々に入ってくる情報を整理したいけれど、頭の中が混乱している俺は、頭を抱えた。
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