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テーブルの上にある豪華な食事と、いつもは自室にいる私がテーブルについている。
いつもと違う状況、少し着飾った私の姿を見た彼は、ぎょっとした顔をした。
「お前、何してんの?気持ち悪い格好して。鏡見た?やばいぞ」
彼が放った言葉がこれだったことに、悲しいを通り越して呆れてしまった。
「今日は一緒に食事がしたいって言ったよね?だからずっと待っていたんだけど」
「そんな約束をした覚えはないし、一緒に食事とかふざけんな。俺はお前が愛子にしたことを絶対に忘れないからな」
いつも言い返さない私が、珍しく自分の主張をしたことに、遼くんは不快な顔をする。
こちらを睨みつけ、今日で最後だからなのか、テーブルにある食事をわざわざ全部ひっくり返してから浴室に向かって行った。
床に散らばるバリバリに割れたお皿、ぐちゃぐちゃになった料理。
これらを見てもなんとも思わない私は、もう生きている意味も価値もないのかもしれない。
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