ゆらめき、キラメキ、トキメキ
第20話
新しい学校に来てから1ヶ月が経った。
中間テストを終え、解放感を感じたのも束の間。
近々球技大会が行われるそうだ。
そんなある日の休み時間。
ありさに球技大会の事を尋ねる美咲。
「球技大会って何すんの?」
「バスケやるんよ。
学年対抗の試合」
「バスケかあ、いいじゃん。
敵同士になって試合したいね」
中学生の時は、お互いにバスケ部だった美咲とありさ。
サボり癖はあったものの、腕は確かだった事もあり、チームを勝利に導いた事は記憶に新しい。
「勝ったら何かあるの?」
「いや、特に何も。
去年はうちのクラスは2位だったんだよなあ。
今年は優勝出来るといいな」
「今年は優勝でしょ。
うちらがいれば間違いないし」
「あは、確かに。
優勝したクラスだけ、夏休みを1ヶ月増やしてくれたらいいのに。
それか期末をチャラにしてくれるとかさ」
「教育現場がそんなに甘かったら、今後の日本の将来が脅かされると思うけども…」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます