第71話

追伸。





お父さん、お母さん。今まで友達がおらず非常に寂しく虚しい夏休みを過ごしてきた貴方達の娘である私は…。





「真白。心配すんな、ホテルの部屋は俺と二人きりだからな。」


「心配しかしないんだけど。」


「ああ、それなんだけど鬼帝君、ホテルスタッフに紫陽花財閥の権力を行使して真白と君は別々の部屋にして貰ったよ。」


「あ!?!?何勝手な事してんだよ!!!!微笑んでんじゃねーよ!!!」







今年はどうやら、とても賑やかで楽しい夏休みが送れそうです。





















「じゃあ真白、夜だけ俺の部屋に来てくれ。」


「お前はどんだけ性行為に真剣なんだよ。」





但し、私の貞操はどうやら常に危険な状態に晒される見込みです。

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