第78話

此処、蒼虎には



実力を認められ勧誘され入ったもの


憧れて入ったもの




そんな、

表の世界から入ってきたものもいれば、




行き場が無くて入ったもの


悪行をしてたが救われて入ったもの



…そんな、訳ありの人たちもいる。







「なんだ、お前ら反対なんか?」


「…ああ。反対だ」


「…っつー事は、何か。総長達の決めたことに、文句つけんのか?ア?」


「まぁ、そーいうことになるな。

いきなり姫だから守れって言われてもな、なんか釈然としねぇ」




賛成派と否定派で下っ端の皆さんが荒れ始める。

だが、




「静かにしろ」


志都の…静かで響く、そんな一声を聞いた皆さんは、静まり返る。



「今回は、事前報告も無しにこの場を切り出して悪い。


…だが、俺はコイツを、

コイツらを姫にする。


…文句ある奴は俺に言ってくれ。

喧嘩でもなんでも、引き受けてやらぁ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る