澪side

「みんなー、注目～！！」

そんな悠の言葉に、倉庫にいた下っ端の皆さん達がこちらを向く。

少し迫力ありますかね？

皆さん頭の色カラフルですし…って、ああほら。美織さんビックリしてるじゃありませんか…

「なんだなんだ？」

「総長達がお揃いだぞ！」

そんな、ざわついた皆さんに、

真琴が声を張り上げて叫ぶ。

「おい、テメェら！これから副総長と総長から話がある！！黙って聞いてろ！！」

相変わらず声量は凄いですね…

「…真琴が言うように、今回は貴方方に大事なお知らせがあります。

…今日から、コチラのお2人を蒼虎の姫に加えます」

僕のその言葉により、皆さんがそれぞれ動揺を見せる。

「総長！ほんとなんすか！？」

「っつー事は、どちらかが総長の女！？」

「どっちも可愛い！」

喜んでくれる人はいいんですよ。

…こんな感じで単純なんで。

…ただ、

「…そいつ等、ホントに大丈夫ッスか？」

「失礼ながら…

俺は簡単に認めたく無いです」

「おや。」

嗚呼、やっぱり。反対の声も出ましたか

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