第74話
篠宮について行き、幹部室とやらに入る。
榊はといえば美織を手を引いて、自身が大きいソファに座ったと思えば美織を、肩を抱く形で隣に座らせている。
めちゃくちゃ独占欲と牽制が見えるし、なによりまだ付き合ってないのにその距離は良いの!?元々美織ったら人よりうんと人肌恋しいタイプで桃とかにもくっつきがちではあるけど、いやでも、榊は男だし…!!
色々大丈夫なのか、美織…!
なんて、私が美織の心配をしてると視界にカラフルな髪色の人たちが映る。
「ゲ!!?」
「…何で連れてきたの」
「おー?女の子だ~」
2人は、めちゃくちゃ嫌そう。
1人は、なんか嬉しそう。
「…右から、瑞木 真琴。佐伯 昴。あと今ケータイ持ってるのが長谷部 悠です。真琴と昴は美織さんと巴衛さんと同い年ですので、是非仲良くしてください。なんなら四人同じクラスですよ」
「え、そうなんだ。まぁよろしく?」
「わ!クラスメイトなの!?嬉しい!よろしくね!」
「…いや、よろしくしねぇよ!!俺は女が嫌いだからな!!」
「…僕も嫌だな。折角、ここは女の人がいなくて良かったのに」
「うっわー、お前ら酷いなぁ。こんな可愛い子達にそんな事言って…。あ、俺は是非是非仲良くしてね、美織ちゃんと巴衛ちゃん」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます