第62話
澪side
おはようございます。どうも、澪です。
そろそろ2人の話は終わりましたかね?なんて考えながら僕は食事をする。
学校へ行く支度はもうしてあるのでご飯食べたら出れます。
「なーなー、志都は?」
そう聞いてきたのは、瑞木 真琴(みずきまこと)
「…いないね」
続いて、佐伯 昴(さえきすばる)
「そうだねぇ~」
そして、長谷部 悠(はせべゆう)
此処は、蒼虎の倉庫。
暴走族の溜まり場ってヤツです。
そこには泊まれる…と言うか最早住めるレベルで色々と揃ってるので僕達はよく此処に泊まり、そこから学校へ向かいます。
「…ああ、志都たちならすぐ来ますよ。
そうそう。女の子もいるので」
「「「は?」」」
噂をすればなんとやら。
話してる途中で2人が入ってきた。
「…はよ」
「おはようございます…!」
志都はなんだか嬉しそうです。良かったですね。
美織さんは緊張しておりガチガチ。
にしても、真琴は女という存在が嫌いで、昴は話せなくはないけど苦手。逆に悠は女好き。
…色々と、大丈夫ですかねぇ。
「は!!?なんでここに女がいるわけ!!」
「…僕、ご飯食べたから先に学校行ってる」
「あ、ちょ、待って昴!俺もすぐ行くから待て!」
ドタバタと、真琴と昴は慌ただしく出ていった。
「相変わらずだねぇ?お前らは」
悠はそれを脳天気に笑って見送ってます。
「気にするな。
アイツらは女が苦手なんだよ。…美織、食っとけ」
「あ、ありがとう…?」
志都と美織さんは、なんかほのぼのしてます。
「まぁ、大丈夫ですね」
僕?僕は、それを見ながら食事してましたよ。
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