第58話
「蜜日さん、わざわざありがとうございます」
「いいのよ!愚弟の為に来たんだから!!」
「愚弟…」
「愚弟よ、ぐ、て、い!!」
今は、蒼虎の倉庫。
蜜日さんは、志都のお姉さんでファッションデザイナーをしてる。事情を説明したら女物の着替えをいくつか持ってきてくれました。
「うるせーよ、蜜日」
「お姉様とお呼びなさい!!志都!!」
「嫌に決まってるだろ。
…それより、コイツの服着がえさせてくれ」
そう言われた密日さんは、美織さんをじっと見たあときょとんとした顔で言った。
「あら、可愛い子。
志都ったら、ついに人攫いしたの?犯罪よ??」
「ちげぇよ」
「違います。
悪羅の奴等に襲われかけた所を助けたら気絶しちゃいまして。家族の方に了解を経たので連れてきたんです」
順序が逆とか聞こえません。
こう言わないとうるさいんですよね、蜜日さん。
「まあさっき電話で聞いたけどね?でも、よく家族の方許したわね」
「ええ、その事については明日話すことになりました」
「あら。大変そうね?
めんどくさいのは嫌いだから、私は、この子の服着替えさせたら帰るわ!」
「相変わらずな事で」
志都は美織さんを総長室に連れていきました。
それに続いて蜜日さんも。
さて、僕は明日の準備でもしますかね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます