第55話
巴衛side
まさか、美織が蒼虎の元にいるなんて。
さっき赤猫の時に見つけたからって助けたのは良いけど、長い事いたらバレそうだからって彼処の後始末暁さんの知り合いに頼んだはずなんだけど?
ってそれより今は榊 志都だ。
「…変わった」
「榊 志都であってる?改めてこんばんは?
私は城山巴衛」
「ああ、聞いていた。…お前は、こいつのなんだ?」
「美織?…私は、美織の双子の姉だよ。
名前だけ聞いたら私は男とも取れるし、名前だけ聞いたら姉妹とは分からないだろうね。美織を姫にしたいってことは好意はあるわけだ?
…ってか前に1度会ったことあるんだけどなぁー?」
「あ?…お前、屋上の…あの時の転校生か?」
「あの時のこと覚えてるのね、ありがとう。そうよ、あの時の転校生が私たち。
まぁ、それより…
美織をどうしたいんだ?お前」
我ながら低い声が出るものだ。
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