第44話

街のとある一軒家。

私たちのマンションから少し離れたところにある。


ここが暁さんの家だ。




「久しぶりです」


「…思ったより早かったなぁ、トモエちゃん」


「そうですか?久しぶりだから楽しみで。

それより元気ですか?暁さんたちは」


「はは、相変わらずだよ。

それより、しばらく連絡取れなかったから…心配してたが、二人の方はどう?」


「今は美織と仲良く生活してますよー」



暁さんがコーヒーをいれてくれる。

相変わらず美味しい…



「…なら、あたしの所に来たのはどうして?最近は来なかったのに」


「気分です。

…あと、最近悪羅(アクラ)のヤツらが暴走気味だから、潰そうと思いまして。暁さんもそこを教えるつもりだったんじゃないですか?」


「…そうだなぁ。当たってる。最近のアイツらの行動は目に余るからね、どうしたものかと。

ってことで、服は揃えてあるから、適当に着てってねー。」


「はーい、話が早くて助かります。」

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