第7話

少ししてから知った事なのだが、人権無視とも取れるこの校則は入学した者にのみ公表されるらしい。


つまりは、受験生の時点では知らされないのである。





こんな反則技が許容されるのか!!!私は強い憤りを覚えた。


こんなのは後出しジャンケンである。私が敗北を喫するに決まっている。




とても不服だ!!!




そう叫び、異議申し立てしたいところではあったが、勇敢に校則に立ち向かうジャンヌダルク的精神などこれっぽっちも持ち合わせていない私は、比較的に活動が穏やかな部活又は委員会に所属する方向へと早々に舵を切った。






そして冒頭に戻る

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