第60話
「遅い!」
ザクラたちが猛ダッシュで船着場に着くと、鈴たちが待っていた。
「ごめん!」
ザクラは息を切らしながら謝る。
「5分遅刻ですよ-?」
「え、5分!?」
蘭の言葉にマルリトスが驚く。
「あの場所から、ここまで5分で着いたんじゃと!?」
「最速記録更新っすね」
驚くマルリトスにそう言ったザクラは、すでに呼吸が落ち着いていた。
「え、もう呼吸整ってるし!いろいろ早いのう、おい」
ザクラはそれを聞いてドヤ顔をする。
「まあ、どこまで行ってきたかは知らないけど、無事で何よりね」
「大丈夫かな、と思ってましたよ」
「ごめんごめん」
「じゃ、ザクラちゃんも乗船したところで。
船を出すとしますか」
「うん」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます