第70話

11.食いしん坊のギモン






昼の食事も取り終えて、いよいよ色々な事への答え合わせをすることにした。





「深澤くん、さっき買ってきた食材、いつ食べるの?!」






「え゛っ?!それ、そんなに気になる?」






さすが、食いしん坊の蓮伽さんだ





「あんな、いい食材だもん、いつ使うのかなと思って♡」




「あははっ、帰ってきたらバーベキューしようかなと思って、みなさんで」



「いーね、いーね」



「だから、頑張りましょ(笑)」



「そうね、頑張る(笑)」





食べ物で頑張れる可愛い蓮伽さん♡・・・あぁ、愛おしい・・・





「あなた達は・・・・とても素敵ね、見ているとホッとするわ」





ちょっと切なさも含ませた顔で中居さんは笑った




「これから、中居さんもそうなるんですよ☆」





蓮伽さんは優しく口にした




「この件が終わる頃、みんなが幸せだったらいいなって思ってます」





蓮伽さんらしい、答えの出し方だ。





「当たり前でしょ(笑)私、ヒーラーなのよ」


「そうでした(笑)」






稲垣さんが声を発した。





「あのすみません、少しの間席を外して良いですか?」



「いいけど、どうしたの?」





中居さんが、顔を曇らせる




「これから行く先に皆さまを下ろしたら、出ます。30分程で、戻りますので」




「わかりました、ありがとうございます。行き先なんですけど・・・」



「・・・わかりました、病院ですね?」





・・・・どうやら、昨日の島に居た方たちに話を聞きに行くみたいだ




「中居さん、アポの方お願いできますか?」



「それなら、私が・・・」



「えぇ、稲垣お願い、許可を貰って頂戴」





・・・・・・・・





・・・・・・






しばらくすると稲垣さんが戻って来た





「許可、取れました。今から問題ないそうです。」


「ありがと、時間は?」


「まだ完全には体調が戻っていないので、一日等は無理ですが2.3時間でしたら、問題ないそうです。」


「一日はこちらがやられてしまうわ(笑)」


「では、行こうかしらね」






一同で病院に向かった

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