第66話

――――――蓮伽さんがわかっていることは以下のものだった



・中居さんへの念が強く、今回の騒動となっている


→香取さんの愛情がねじれて、憎しみ等のネガティブな感情を増長させている

→香取さんと交際していた事への他の女性の恨みや妬みあり

→家系に元凶があり、育ってきた環境で洗脳等あり歪みがある

→特に、母親



・便乗している低級霊






・・・・・





「・・・随分あるわね(笑)」


「そうですか?絞れば三つですよ」


「三つ?」


「・・・ええ、三つ」






どうやら、声にしていない件もあるようだった







「深澤くん、夕方の為の買い出しをお願いしたいん・・・」






「あ、私、行きますよ」






稲垣さんがすかさず、動いてくれた






「あ、稲垣さんありがとうございます、深澤くん、お金持って行っ・・・」


「いりませんよ、モチロン(笑)」


「あ、そっか、そうでした(笑)美味しい物をいつもありがとうございます!深澤くん、連れて行ってください!夜ご飯、彼が作ります(笑)」






蓮伽さんは僕の事を、料理番だと思っている(笑)




「ね、深澤くん、作ってくれるよね!」






・・・・・屈託のない、蓮伽さんの笑顔


作らないという選択肢はない







幸せこの上ない、パワハラ。







「ずいぶん、強引ね(笑)」


中居さんは穏やかに微笑む






「いいんです、私は深澤くんのご飯がいつも食べたいので♡」






そして僕はこの瞬間に、また蓮伽さんの沼に溺れる。







「もちろん、僕が作ります、蓮伽さんの為に」












「・・・・・お二人を見ていると、とても幸せな気持ちになります」


稲垣さんは、笑った










二人は、コテージを後にした






・・・・・・・






「ねぇ?岩本さん、稲垣に関連している事があるんじゃない?」











さすが、中居さん。

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